出資先の株式会社エー・スター・クォンタムは、日本航空株式会社と、本邦航空業界初となる量子コンピューティング技術などによる最適化計算を活用した運航整備計画の最適化アプリケーションの開発に着手することで合意しました。

航空機の運航整備計画は膨大な制約条件を考慮して策定されるため、従来の手法では多大な労力を要しており、従来のコンピュータでは制約条件に適合した計画を短時間で作成することは現実的ではありませんでした。この問題を解決するために、両社は2021年1月からエー・スター・クォンタム社の持つ量子コンピューティング技術や数理最適化を応用した実証実験を進めてきましたが、実用化の見通しが立ったことから、今回の開発決定に至りました。

このアプリケーションにより、ベテラン社員が持つノウハウを電子化し、最適な計画を自動的かつ短時間に策定することが可能となり、品質向上などの新たな価値創造も期待されます。

詳細は以下をご覧ください。

エー・スター・クォンタム社プレスリリース
https://a-star-quantum.jp/news/20230731/
　
日本航空社プレスリリース
https://press.jal.co.jp/ja/release/202307/007538.html