SAR衛星の開発・運用を行う、株式会社Synspectiveへの出資を実行致しました。
2019/07/26
- 投資実行
Abies Ventures Fund I, L.P.は、衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(以下、Synspective)に対して、昨年9月(シードラウンド)及び本年4月(シリーズAラウンド)に出資を実行致しました。
Synspectiveは、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プロジェクトの成果を応用した独自の小型SAR衛星により、高頻度観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、及びそれらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。
SAR衛星は、自ら電波を発することで地表形状や高度・変位を測定する衛星で、光学式の衛星と異なり、曇天や夜間でも地上を観測できる点に優れています。
Synspectiveは、2018年2月の創業以来、1年5か月で累計109.1億円の資金を調達し、2020年に実証初号機の打上、将来的に25機の衛星群により世界の主要都市の日次観測を目指します。